ポテトヘッド

17歳の肖像のポテトヘッドのレビュー・感想・評価

17歳の肖像(2009年製作の映画)
3.7
“An Education”
何かまた別の題だったら、少女が未知なる世界へ踏み出す青春ラブストーリーにでもなったんだろうけど、この原題…。
いやいや、監督含む制作陣も思い切ったことしますね~と思わざるを得なかった(笑)

17歳を迎える少女の危うさが的確に描かれていた。
この年頃はまさに青春であり、何もかもが痛いほど刺激的に感じ取られる。知らない世界に触れようものなら不安を乗り越えてしまえば興奮が抑えきれない。
しかもジェニーの場合、勉強もできた上に周りの子が経験したことのないことまで経験してしまう。
そして、同時にこの年頃は自分で考えることができるようになる年頃でもある。
それはもう刺激と興奮と優越感と自分は正しいという自負であの鬼の首を取ったかのような校長先生への物言いだったんだろうなと(笑)

そしてこの原題である。
どうすべきかという答えは用意されていない気がするので、少々無責任な気もするが、けれども間違ったことは言っていない。
いつか親になるのが不安になりました(笑)