青と黄色を基調にした色彩や70年代のファッションが何ともお洒落。
ローリング・ストーンズが製作した「ロックンロール・サーカス」という映像作品があるが、本作の第一印象は、ジャック・タチ版の「ロックンロール・サーカス」。
客席と一体となり、様々なショーが繰り広げられるが、さりげなく凄い芸も混じっていて、面白い。何より晩年のジャック・タチの熟練の芸が存分に堪能できるのが素晴らしい。ボクシングやテニスなど、スポーツもののパントマイムはさすが。
大柄で洗練された雰囲気のあるタチは、チャップリンなど小柄な人が演じるパントマイムとは違った味がある。
