くるみ

モンソーのパン屋の女の子のくるみのレビュー・感想・評価

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)
4.3
いつもの道ですれ違う美女に一目惚れ。会いたくて彼女のテリトリーに目星つけてうろつくと、目の前にパン屋発見!捜索の暇つぶしに店員のうぶな女子を口説こうと、通い詰める男の話。
気持ちも少し分かるけど言動からしてろくでもない感がすごい。買ったサブレを道端で猫背でむさぼり食い、ゴミはポイ捨てする様子に驚き…全てが好きな子に会えない八つ当たりなんだろうけども、もしコレ彼女に見られてたら?バッタリ会ったら?とまで考えが及ばない、愚かさが見ててちょっと面白い‼︎ストレートに勝負する事が正しいのかどうなのか。六つの教訓話のスタートとしては最高です。

メモ。主人公を演じたバルべ・シュローデルはロメールとともに製作会社「レ・フィルム・デュ・ロザンジュ」を設立。同社作品の第一作がこの作品。プロデューサーも当然シュローデル。
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