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ピーチガールのssr701のレビュー・感想・評価

ピーチガール(2017年製作の映画)
3.0
ネトフリ見放題終了間近ってことで慌てて見ることに!
まあU-NEXTとか他でも見られるようですが
字幕はたぶんネトフリだけな気がするので…

とりあえずタイトルにかけて
ハイヒールのモモコではなく
菊池桃子が出演してる時点で5.0点の予感です!
うーん…でも少女漫画モノですか…
メガネっ子があか抜けていくアレでしょ?
と思ったらちょっと違うような…?
とにかく見てみましょう!
いざ視聴開始!
(ネタバレあり&徒労感ありです)


なるほど…
山本美月がきれいすぎるので
ビッチ呼ばわりされて嫌われてるとは
ちょっと新しいパターンな気がします
可愛いのにブス扱いをされたり
いじめられっ子だったりとか
なんか納得いかないパターンが多いですが
これはまあわからんでもない気がします

恋のライバルは永野芽郁です
現役女子高生モデルで
「私のほうが可愛くて有名なのに!」と
美月ちゃんに嫉妬したりします
…この配役でいいのかなあ?
白目むいたりしてコメディチックなのはいいのですが
笑えないレベルで嫌がらせをしてくるのがどうも似合いません

で男どもはと言いますと
体温が低そうなイケメン役は新田真剣佑!
そしてチャラチャラお調子者役は伊野尾慧!
という布陣となっています
男女4人まぶしい面子ですなあ…

この作品なんと開始30分で驚きの展開があります
いきなり大団円を迎えてしまうのです!
パンチラを拝ませながら死ぬという危機を乗り越えて
誤解もあっさりと解決し
素敵なJ-POPも流れてラブラブでめでたしめでたしなのでした…
残り時間は阪神タイガースの助っ人外国人列伝で
穴埋めされます(穴埋めされません)

いやほんとどうするのかな?と思ったら
芽郁ちゃんがまたしつこく妨害してくる展開です
見え見えの下手くそな作戦で
これも誤解があっさり解けるのですが
真剣佑は異常な潔癖症なのか
美月ちゃんとの別れを選択するのでした…
うーん納得のいかない展開だなあ…

なんやかんやで(めんどい)
開始1時間でまた大団円を迎えます
ふたりのデートシーンが矢継ぎ早に流れます
最近の高校生は海辺で凧揚げデートなんかするのですネ!
学びのある作品だなあ…(その学びをどこで活かすんや)
まだ残り1時間もありますので
今度こそ猛虎助っ人列伝で
バースやキーオが躍動します(躍動しません)

で幸せになったかと思いきや
また美月ちゃんが悲しむ展開に…
これほどの美人をなぜ悲しませるのか理解不能すぎます

真剣佑も何かフラフラとコロコロと
意見を変えるしイケメンだからって
こんなことが許されるんでしょうか!
これでほんとに許されたらどうしようかと思いましたが
さすがに拒否されたのでそれはそれでホッとしました
ガッツポーズを決めながら視聴続行です
嬉しさのあまりに執事を呼びつけて
クラッカーやくす玉を用意させましたよ(幻覚)

さてさらなる展開は芽郁ちゃんの危機です
特に必要のない伊野尾くんの女装で切り抜けます
このあと警察が来るので
その女装のままではややこしいから
また慌てて着替える必要がありますよね?
またいそいそと着替えなきゃならないんですよ?
慌てて駆け付けたわりに何をのんきなことやってるんですか?
そもそも!そもそもです!
ドッキドキの交換着替えシーンが無いなんて!
我々にそのシーンを見せないなんて考えられません!
非常に嘆かわしいです(そうですね)

そのあとギャグ漫画っぽく急ぎ足で展開して
なんやかんやで(めんどい)
病院に急ぐことになったのですが
ネクタイ締めての着替え済みなのはどうなのかなあ…
ちょっとは緩んでるけど
そんなことする暇もなく駆けつけてほしかったなあ…
美月ちゃんも腰にしっかりとカーディガンを巻いています
君ら友達をほんとに心配してるの?

さらになんやかんやで(めんどい)
高級レストランで口論となるのですが
店員は何事もなかったかのように去って行ったり
呆然と立ち尽くしたりしています
客は少しは「何が起こってるの?」と演技をしているのに…
細かいことですがモブもしっかりと演技をしてほしいものです
だいたい制服姿の高校生が飛びこんできた時点で
誰か止めに入るべきなのでは?
店の中で騒ぐだけ騒いで
最後には泣きじゃくって抱き合うとか…
今度は君らが警察のやっかいになりますよ?

さあまた30分が過ぎて次なる展開です
序盤で感じた疑問に理由があったことが明かされます
とにかくあれです
芽郁ちゃんはクズ女…とメモメモ…

しかしあれだけ騒いだ店にどうぞと呼ばれるかなあ…
また泣いちゃって抱き合ってるし…
「ドラマチック」な歌が流れた瞬間は
うっかり泣きそうになりましたが
そのあと出てきたチンピラどものしょうもなさに
涙はあっさり引っ込むのでした…


毎度のように文句言いまくりになりましたが
終盤には結局どっちなの?それでいいの?と
ハラハラしながら見てしまったのでした
…面白かったです(説得力ゼロ)



少女漫画モノのエンディングが
記念写真のアルバムとか
その後の物語になってるのとか
他でも見たことあるパターンだな~
なんて思って見てたのですが
最後にきっちりオチがついて終わりますし
なんだかんだで満足な作品なのでした


それにしても(←しつこい)
冒頭にいた伊野尾くんの熱狂的ファンの女の子たちは
どこに行ったのでしょうか?
嫉妬に狂ってヤンキーっぽい喋りで責めそうなものですが
何事もありませんでしたね
山崎方正がアイドル的人気を誇っていた
デビュー当時にたくさんのバレンタインチョコが
贈られてきて喜んでいたら
翌年にはチョコは2個と激減し愕然としたそうです
「みんな亡くなったんやな…」
彼はそう考えて気持ちを切り替えて生きてきたとのことですので
ボクも「彼女らは亡くなったんやな…」と思うことにしますネ!
しかし山本美月の映画を見て
山崎方正の話で締めくくることになろうとは
夢にも思いませんでした
映画を見すぎると頭がおかしくなるのかもしれません…
みなさんも程々にネ!(早よ病院行け)
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