ベンジャミンミン

北北西に進路を取れのベンジャミンミンのネタバレレビュー・内容・結末

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的に軽い雰囲気の映画なので、特にハラハラはしないが、今日のスパイ映画の原型のようなアクションを楽しめた。特に有名な飛行場のシーンはやはり素晴らしい。あと、終わりに唐突に突入するのもあっと驚いた。トンネルに列車が入って行くメタファーもバカバカしいけど面白い。
しかし!何よりも素晴らしいのは美女の撮り方が抜群に上手いこと!!エヴァ・マリー・セイントと車内で出会った瞬間からグッと映画が引き締まる。食堂での会話シーンも素晴らしくて、彼女がアップになるとちょっとぼんやり浮いてるというか、幻想的な雰囲気が出ている。ケイリーグラントとのやりとりはどれもめっちゃエロいし素晴らしい。
逆に彼女が出てくるまでは若干退屈だし、全体的にもう少し短ければよりいいんだけど、具体的にどこが要らないっていうのは思いつかないな。