とーるさんし

竜馬を斬った男のとーるさんしのレビュー・感想・評価

竜馬を斬った男(1987年製作の映画)
3.8
晩年の山下耕作で撮影:森田富士郎、美術:西岡善信に80年代ショーケン、ワンチャンあるかと思って観たら相当に面白い。

ミスマッチな音楽にとってつけたようなラストは頂けず、全体に纏まりには欠けるが、印象深い細部が多い。頻出する『水滴』やベルトルッチかイーモウを思わせる寺田屋の赤い布、燃える手紙を突然食べるショーケンなど。全体に本作はショーケンの魅力(刀捌きは下手だが)を引き出していて楽しい。
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