オーウェン

ザ・ダイバーのオーウェンのレビュー・感想・評価

ザ・ダイバー(2000年製作の映画)
3.0
黒人初のダイバーであるカール・ブラシアの実話を映画化。
実話ものにありがちな点が指摘されていたが、それは後述で。

時代は黒人差別吹き荒れる海軍。
ニガーと呼ぶところなどもきついし、一緒の部屋で寝られないなどある意味情けないほどにも写る。
そこで出会う白人教官のしごきに耐え見事黒人初のダイバーになる。

映画としてはこの部分で終わってもよかったと思うが、ここからブラシアは実際の現場での訓練とある悲劇に立ち向かうことになる。

良い映画だし、誰が見てもそんなに嫌な感情は持たないだろうが、あまりにも巧く行き過ぎる。

いくら実話とはいえ多少の脚色はあっていいだろうし、これはブラシア本人に遠慮しすぎたかな。

ラジオでつながる父と子の関係が、教官と教え子の間にそのままフィードバックしていく部分とかは非常に良かったんですけどね。
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