Gatt

欲望という名の電車/オリジナル・ディレクターズカットのGattのレビュー・感想・評価

4.3
凄ぇなこれ、色んな意味で。

そもそも、70年も前に舞台でこの内容が演じられてた事自体も凄いと思いますが、映画化にあたり若干の脚本変更とはいえ、充分に強烈です。上映は更に刈り込み(実質3分だけど)のようでしたので、このディレクター版で鑑賞しました。

ヴィヴィアン・リー、神がかっている。ホラーな勢い。凄まじい精神崩壊演技です。そもそもの脚本が半端ないのに、畏怖を感じる精気の入り具合。
対するマーロン・ブランドも粗野な雄魂。迫力ある2人のラスト直前シーンでした。
妹のキム・ハンター、同僚のカール・マルデン(「波止場」で大好きになった!) 上の階の奥さん。皆んな迫力あって、物凄い演技アンサンブルでした。

てかブロードウェイではジェシカ・タンディ(ドライビング・ミス・デイジー)が主演だったってのも、演技非常に気になりますね!。もう他界された方ばかりで、生では観られないけれど、こうして凄い演技が映画として残っていくのも嬉しいです。
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