イングリッド・バーグマンとライザ・ミネリ共演作。

物語はローマが舞台。
ホテルで働くメイドのニーナ（ライザ・ミネリ）は、ファニーフェイス。
そのホテルに長期滞在している過去の有名人コンテッサ夫人（イングリッド・バーグマン）は、老いて過去を思い出したり、ボケて過去の事や昔の友人を忘れたりと、見ていて情けない姿。その姿に追い打ちをかけるのが、バーグマンとは思えないような濃いメイクが哀しい。
この老婦人に生き方を教えてもらったメイドは、スターへの階段を上っていくことになるが……
という物語なのだが、ところどころで、突然、ライザ・ミネリが歌い出し、普通のドラマなんだかミュージカルなんだか…。

この映画で唯一のきらめきは「看護婦役で出てくるイザベラ・ロッセリーニの美しさ。
若き日のイングリッド・バーグマンにそっくり」なのである。

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