みやび

チルドレン・オブ・ザ・コーンのみやびのレビュー・感想・評価

2.8
ホラーとしてもサスペンスとしても、ツッコミどころが多すぎて微妙だった。
前半は緊張感ある演出で魅了されたが、中盤からかなり駆け足のペースで物語が進み、チープな映像が目立つ。
でもそんなにつまらないわけじゃなかったのは、キングが原作だからかもしれない。
さすがといったところ。

盲目に信じ続けてしまうこと。
信じる対象は「完璧」であるとして一点の曇りも濁りもないと思い込んでしまうことは、人間の純粋さが表れている良い部分でもあり、未熟な部分でもあると思う。
特に子供は純粋でセンシティブだから、恐ろしい体験をするとその感情を閉じ込めようとしてしまう。
恐怖から逃れるための「恐怖の忘却」そして「信仰」。
愛や救いのない宗教は宗教じゃないというセリフはあながち間違ってはいないなとか。

主人公ポジの人がサッカー選手のフォルランて人にちょっと似てる気がして、ずっと1人で「フォルラン何してんだよ!!」ってツッコミしてた。
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