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氷の素肌 ネイキッド・シンドロームのCinemanのレビュー・感想・評価

1.7
Stephen Moyerを追って。

うーん、美男美女共演で華々しいけど、脚本がいまいち追いつかない。この手の作品にしては健闘してるけど、だいぶ詰めが甘いというか..

こういうのって、3人の緊張関係が出ないといけないんだけど、まずトラヴィス演じる男(以下トラヴィス..というか全員役名を忘れた笑)が何をしたいのかわからない。
自分への自信のなさだけみたいな?
そしてテリッサ、すっごく可愛いんだけど、3人の中で圧倒的に年齢が下すぎるのか、ただただシンプルな「女の子」だから行動が予測できすぎる。それが故に清楚すぎて、2人を心理的に翻弄することができていないというか..ちょっとキャラのバランス悪いね。
モイヤーが唯一、初めから不穏な空気纏ってたけど、途中で打ち解けすぎてややキャラの緊張を損なう。というか、いつからどうしてそういうキャラだったの??というのが計画か行き当たりばったりか本性かよくわからない脚本・演出だったのが災いしてる..
外出恐怖は嘘なの?本当なの?なんだったの?単に好きがあっても逃亡できないという脚本上のご都合設定だったのか?
オウムは?
サイコパスを貫いて欲しかったなあ。
今の時代なら、トラヴィスとモイヤーの間の緊張ももっと幅広げられたんでは?明らかに性的緊張も描こうとして、曖昧に手放してたよね?

警察とか銀行とかやめて、3人のみの密室劇で密度を上げて頑張ってみて欲しかった。

モイヤーは、やっぱりカジュアルよりスーツが似合うし、紳士サイコパスが似合うね。
すごく声が高いのもツボで、叫んでるシーンもよく似合う笑
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