オーウェン

ダージリン急行のオーウェンのレビュー・感想・評価

ダージリン急行(2007年製作の映画)
4.5
ウェス・アンダーソン作品は否応なしに好きな系列に並べられる。
いきなり登場のビル・マーレイからして、すでにこの世界観にどっぷり。そしてマーレイがインドへ向かう列車ダージリン急行に乗り込もうとするが...

軽快なOPから始まる列車の旅はいい意味で緩~い旅行。

彩る3兄弟もこの配役以外考えられないほどマッチしている。
まずは頭に包帯巻きのオーウェン。そしてサングラスの外しが印象的で、駆け込み乗車(笑)のブロディ。旅には出会いが必要でしょのジェイソン。

列車が迷子になるだとか、毒ヘビが逃げ出すとかの笑いがストレートに入ってくる。

そして真打ちは列車を降りて始まる心の旅。
スピリチュアルな旅はインドの文化に触れてこそ発見できるもの。
結果的にラストは列車で終わるのだが、乗り込む際に捨てたものこそ3兄弟が変わった証かと。

それにしてもインドへの旅は楽しそうであると同時に、神秘的な国と呼ばれる理由が分かる。
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