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ニュルンベルク裁判 人民の裁きのmhのレビュー・感想・評価

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ソ連のプロパガンダ映画。
ナレーションベースでどんどん進む。制作者のほうで善悪決着済みなので、ドキュメンタリー(もしくはプロパガンダ映画)としてはかなり残念なやつ。
1946年の段階なので、ナチスドイツは――
・国家規模の反ユダヤ主義。
・劣悪な環境の強制収容所。
・そこで何人ものユダヤ人が犠牲になった。
という認識のようだった。明確に大量虐殺が行われたとはなってなかった。反ユダヤ主義はヨーロッパ全体の話だし、為政者が違ったはいえポグロムの国だしな。どの口がいってんのということになりかねない。
「突撃隊」の文字がやけに目につくのは、ドイツの反共活動の急先鋒だった突撃隊に特に恨みがあるからなのかな? 
見どころはナチ戦犯たちの貴重映像で、シュペーアの姿もそこにあった。
世界に先駆けてソ連は反ナチだったので、ソ連がいうことはいつも正しい→いまなんかは西側が統治するほうのドイツで戦犯逃れのナチ残党が要職につきはじめてて危険なんすよという注意喚起でしめでした。
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