これを観て、何を書いてもこの映画を上手く語れないなと思ってそのまま3ヶ月フィルマークスを開かなくなっちゃったぐらい。落ち込んだ。
なんだろ…。傑作!とか、名作!とか、芸術だ!とか、何を言っても合わないし、そんなに凄い映画でもない。だから本当は評価点も5点満点なんかじゃないけど、でも、いったい何が減点になるのか分かんないから、5点つけるしかない変な映画。
「家まで送ってよ」
「いいよ。その時が来たら」
この台詞ではじまることの、美しさ悲しさ。
報われない愛はどこにもいけない。その小さな部屋から出ることができない。なぜなら、それが全てだから。そこにしか世界はなかったから。そんな映画。