焼け石に水の作品情報・感想・評価

焼け石に水2000年製作の映画)

GOUTTES D'EAU SUR PIERRES BRULANTES

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.8

「焼け石に水」に投稿された感想・評価

なかけ

なかけの感想・評価

3.8
ファスビンダーの戯曲による4幕構成で、家から1歩も外に出ない室内劇、前半は二人の男が与えられた役割を演じているかのような舞台調なのだが、会話シーンは切り返しが中心で映画であろうとしてる感(画が少し単調なのが残念)もある。

青年が拳銃自殺の素振りを見せてからベッドに倒れこむカットに繋ぐモンタージュあたりを契機に、裸の男女の会話シーンのジャンプカットなど、映画的に振り切るのかと思いきや、ついに部屋を飛び出すかというところで立ちはだかるベルナール・ジロドー。
再び舞台に引き戻されての真正面ショットでの素晴らしいダンスシーンと、断トツで踊りが上手いベルナール・ジロドー。

寝室のシーンの撮影が良い。
pecoo

pecooの感想・評価

4.5
4人が横並びで踊るシーンがすごく楽しい
画面を観てる私たちを誘ってるみたい
あんま真面目に考える必要ないよー、
って言ってくれてるみたいで安心する

倫理や道徳なんて
人間には焼け石に水
ooospem

ooospemの感想・評価

5.0
傑作。直感的な恋とかロマンとか、セックスの異常な非現実感に酔えるタイプの観客なら高確率でヒットする。オゾンらしい爽やかさを残しつつも、官能的な暗さや室内照明が生みだすとろっとした画が艶めかしい。テーマは愛という名のエゴ、本能のままに愛を求める4人のエゴイストたちを絡ませて反則的に究極に追い込む。
パッケージにおける説明文がドラマティックすぎて笑った…『欲望の挑発者、タブー侵犯者、フランス映画界の問題児…。』ことフランソワ・オゾン。彼の映画はシリアスな事柄ながらある種の湿度の低さがあって、なんてことなかったようにサラッと流れていくところが面白い。すごく好きだけど、出来にブレがありすぎる気がしなくもない…。彼の映画の登場人物たちのように浮き沈みがある人なのかなと思う。

恋に揺れる若者、顔立ちから『君の名前で僕を呼んで』のティモシー君を想起するな。
イケメン大好きマンな自分としては、イケメンが哀しい目に遭う作品は観てて辛いねぇ。。
ダメ男に恋して人生が狂ってしまうのは、女性だけじゃなくて男性も同じなのね。
あぁ、恋はやはり盲目だわ。
ただ、主人公が好きになるダメ男の短気で横暴なところに全く好感持てなくて、「おいイケメン!この男のどこがいいんだー!」って頭を抱えたくなった。
大嫌いなタイプなんだもの。

他に、2人の女性が出てくるんだけれども、この2人がお話をますます奇妙奇天烈にさせる起爆剤になっていて後半は開いた口が塞がらなくなってしまった。

途中、「8人の女たち」の元ネタのようなダンスシーンもあったりで、わけわからないままお話が終了。
まさに、オゾン節が炸裂!
でも私はこのオゾン節は好きじゃなかったな。
スイミングプールや意味のわからなさは好きなんだけど、この作品はストレスを感じてしまい、ちょい辛かった。
2018年4月鑑賞。
あんなに性交して踊っていたのに、、、
一番新鮮でない女が最後のショットに居るのがとても強い意味がある気がする。あの家からは出られない。
nagashing

nagashingの感想・評価

4.0
一周まわって喜劇的な様相を呈するほどに突き抜けた露悪性が最高。男ふたり女ふたりの四角関係の話なのだが、各人物の性別をどう入れ変えても成立しそうなのがすごい。ある意味LGBT映画の極北。『13回の新月のある年に』オマージュの設定や扉と鏡を多用した仕掛けなど、オゾンのファスビンダーへの愛に満ちている。原作が戯曲のせいか、フレーミングを意識した映画的な演出と、カーテンを開閉するアクションや同一空間のバリエーションを担保する照明などの演劇的な演出が混在しているのもおもしろい。フィックスのショットの決まりまくった構図、ビビッドなカラーコーディネート、騎乗位でわしづかみにするしかありえないサニエちゃんのおっぱいもひたすら眼福。ロメールが100分くらいかけた若い娘へのお膝なでなでを出会って3分とかで成し遂げ、脳汁でまくりなダンスシーンのカタルシスもあっさり断ち切ってしまうジロドーが強すぎ。
2018-48
良かったー。良かったものには良かったとしか言えない。
オゾン万歳。フィルムで観れたのも嬉しかったな。
ラストカットすごかったなー。
yusuke

yusukeの感想・評価

3.0
性の混沌。性差を簡単に越える純真な愛は、一見してこの時代において肯定的に捉えられるものかと一瞬思うが、その純真さは危険なものであることをこの映画が知らしめる。
独特なユーモアと、反復、相似の関係でできた、構造としてはミニマルな、テーマとしてはダイナミックな映画だと感じた。
密室殺人の話。ん?2000年なのか。これ。本当に?
最初はゲイのおっさんにオエッとしてしまったが、ダンスから最高になります。
男と漢と女とお姉さんと。世界の凝縮か。
ち○んぽこ丸の勝ち。

オゾン作品、色々気になりつつ婚約者の友人しか観てないんだけど
出てくる男の生々しい自分勝手さはなんなんだ。
いるよ、ああいう男。男役だけノンフィクションかよ。
まぁ今回はパイ○オツ姫も中々やべー奴だったけど。相性が良くって自分勝手が感染したのかな。

登場人物への感情移入は全くできなかったけど、
独特の構成・音楽チョイスや画作りが良かったので楽しめました。華金に良い乳が見れて満足です。おわり