焼け石に水の作品情報・感想・評価

焼け石に水2000年製作の映画)

GOUTTES D'EAU SUR PIERRES BRULANTES

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.8

「焼け石に水」に投稿された感想・評価

蹂躙

蹂躙の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

難しい話だった。
レオを好きな二人はエゴが弱くて征服されたい欲が強いんだろう。ヴェラはフランツの将来のような存在?レオの「君が俺を必要なんだ」、「彼が僕/私を創った」など。

あと、男二人だけの関係に女が入ってくると、男としての性的魅力の差が露呈して、ギクシャクするということがわかった。
アナがレオに会わなければフランツは死ななかったかな。アナ..笑

そもそもなぜレオは男と恋愛したくなったのか?女にモテるのに。女が嫌になったのか?でもフランツは実質女と変わらない扱いを受けていたから、結局同じじゃん。全部レオのせい。
Terayaan

Terayaanの感想・評価

3.6
なんかめちゃくちゃな話で笑えた。フランソワ・オゾン監督がちょっとわかった気がした映画
まつこ

まつこの感想・評価

5.0
ファスビンダーが19歳の時に書いた未発表の戯曲が原作。

ビデオの説明に『ゲイかヘテロか男か女か、そんなことはいっさいかまわず、ただ愛とセックスをひたすら求めるエゴイストたちの快楽の果てを歌う…』とあり、まさにそんな感じだなぁと思った。

やっぱり一番すきなとこはタモリ倶楽部。予告を見て「コレは絶対ツボにハマるはず!」と思ってすぐにレンタルしたけど最高に面白かった!中身はドロドロなのに流れる音が軽すぎて笑える!モラハラ臭がすごい男がどんどんコントロールしていく感じも可笑しい!

戯曲だから舞台っぽいし、マンションの一室で語られるので合う合わないがありそうだけど他のオゾン作品より見やすいように感じた。

これドランくん撮ってくれないかなぁ。彼ならどう表現するのか気になった。お家芸だと思うんだけどなぁ。

変態はコートがやっぱり好きなのか。
なかけ

なかけの感想・評価

3.8
ファスビンダーの戯曲による4幕構成で、家から1歩も外に出ない室内劇、前半は二人の男が与えられた役割を演じているかのような舞台調なのだが、会話シーンは切り返しが中心で映画であろうとしてる感(画が少し単調なのが残念)もある。

青年が拳銃自殺の素振りを見せてからベッドに倒れこむカットに繋ぐモンタージュあたりを契機に、裸の男女の会話シーンのジャンプカットなど、映画的に振り切るのかと思いきや、ついに部屋を飛び出すかというところで立ちはだかるベルナール・ジロドー。
再び舞台に引き戻されての真正面ショットでの素晴らしいダンスシーンと、断トツで踊りが上手いベルナール・ジロドー。

寝室のシーンの撮影が良い。
pecoo

pecooの感想・評価

4.5
4人が横並びで踊るシーンが、すごく楽しい。
画面を観てる私たちを誘ってるみたい。

あんま真面目に考える必要ないよー、
って言ってくれてるみたいで安心する。

倫理や道徳なんて
人間には焼け石に水
ooospem

ooospemの感想・評価

5.0
傑作。直感的な恋とかロマンとか、セックスの異常な非現実感に酔えるタイプの観客なら高確率でヒットする。オゾンらしい爽やかさを残しつつも、官能的な暗さや室内照明が生みだすとろっとした画が艶めかしい。テーマは愛という名のエゴ、本能のままに愛を求める4人のエゴイストたちを絡ませて反則的に究極に追い込む。
パッケージにおける説明文がドラマティックすぎて笑った…『欲望の挑発者、タブー侵犯者、フランス映画界の問題児…。』ことフランソワ・オゾン。彼の映画はシリアスな事柄ながらある種の湿度の低さがあって、なんてことなかったようにサラッと流れていくところが面白い。すごく好きだけど、出来にブレがありすぎる気がしなくもない…。彼の映画の登場人物たちのように浮き沈みがある人なのかなと思う。

恋に揺れる若者、顔立ちから『君の名前で僕を呼んで』のティモシー君を想起するな。
イケメン大好きマンな自分としては、イケメンが哀しい目に遭う作品は観てて辛いねぇ。。
ダメ男に恋して人生が狂ってしまうのは、女性だけじゃなくて男性も同じなのね。
あぁ、恋はやはり盲目だわ。
ただ、主人公が好きになるダメ男の短気で横暴なところに全く好感持てなくて、「おいイケメン!この男のどこがいいんだー!」って頭を抱えたくなった。
大嫌いなタイプなんだもの。

他に、2人の女性が出てくるんだけれども、この2人がお話をますます奇妙奇天烈にさせる起爆剤になっていて後半は開いた口が塞がらなくなってしまった。

途中、「8人の女たち」の元ネタのようなダンスシーンもあったりで、わけわからないままお話が終了。
まさに、オゾン節が炸裂!
でも私はこのオゾン節は好きじゃなかったな。
スイミングプールや意味のわからなさは好きなんだけど、この作品はストレスを感じてしまい、ちょい辛かった。
2018年4月鑑賞。
あんなに性交して踊っていたのに、、、
一番新鮮でない女が最後のショットに居るのがとても強い意味がある気がする。あの家からは出られない。
nagashing

nagashingの感想・評価

4.0
一周まわって喜劇的な様相を呈するほどに突き抜けた露悪性が最高。男ふたり女ふたりの四角関係の話なのだが、各人物の性別をどう入れ変えても成立しそうなのがすごい。ある意味LGBT映画の極北。『13回の新月のある年に』オマージュの設定や扉と鏡を多用した仕掛けなど、オゾンのファスビンダーへの愛に満ちている。原作が戯曲のせいか、フレーミングを意識した映画的な演出と、カーテンを開閉するアクションや同一空間のバリエーションを担保する照明などの演劇的な演出が混在しているのもおもしろい。フィックスのショットの決まりまくった構図、ビビッドなカラーコーディネート、騎乗位でわしづかみにするしかありえないサニエちゃんのおっぱいもひたすら眼福。ロメールが100分くらいかけた若い娘へのお膝なでなでを出会って3分とかで成し遂げ、脳汁でまくりなダンスシーンのカタルシスもあっさり断ち切ってしまうジロドーが強すぎ。
2018-48
良かったー。良かったものには良かったとしか言えない。
オゾン万歳。フィルムで観れたのも嬉しかったな。
ラストカットすごかったなー。