チッコーネ

私を野球につれてってのチッコーネのレビュー・感想・評価

私を野球につれてって(1949年製作の映画)
2.7
「バスビー・バークレイの監督作品なのに、よりによって極保守の野球が題材なんて…」と、観る前からガッカリしていた。

予想通りの内容で、地味な背景のミュージカルシーンは凡庸。エキストラも最小限で、ジーン・ケリーのダンスとキャラクターを引き出すことに専念している感じだ。
「メガホンを取る場合、創造性を最大限に発揮するのは難しい」ということなのかもしれない。

後年、共に恐ろしくゴージャスな水中ミュージカル幻想を紡いだエスター・ウィリアムズとは、これが初コラボのようである。