このレビューはネタバレを含みます
ラスト30秒で衝撃のワンシーン！
そこそこ出来のいいスラッシャー場面や殺人シーンのある13日の金曜日系の模範的ホラー映画
湖でボート追突事故を起こし、双子兄妹のピーターとアンジェラ＆父が犠牲になる
だが妹のアンジェラだけが負傷しながらも生還
8年後、叔母の養女になったアンジェラが従兄弟とサマーキャンプへ行くが
そのキャンプ場で次々と殺人が起きていく…
王道ストーリーに風変わりな殺害法（蜂に刺されて殺されるとか）が記憶に残る優等生なホラー映画
アメリカにも未だにファンが多くて続編も沢山作られてるらしい
皆何にそこまで惹かれてるのか？
それは衝撃のラストが記憶に残ってるからに違いない
↓ラストのネタバレ
消えたアンジェラを探す監視員がようやく彼女の姿を発見
呼びかけられ振り向くアンジェラ
彼女は血まみれで笑みを浮かべている
キャンプ仲間の生首を片手に全裸で立っていた！
カメラが退くと…
彼女の股間にチ…
男性生殖器が付いてる…！！
なんとアンジェラは男だった！
アレをぶらぶらしながら『ゔゔゔゔゔ…』と低い唸り声を上げ
アンジェラが口を大きく開けて狂気の顔を作ったワンカットで映画はエンドロールを迎える
めっちゃ怖ぇぇぇぇ！！
確かにこれは伝説級のスプラッター映画だった！
悪夢に出るよ…これは…
優等生ホラーが一気にゲテモノ超カルト映画になった気分
実は冒頭死んだのは双子兄妹の『妹』の方で生き残った兄が養子先の叔母さんの趣味で女として育てられ性格が狂ってしまった
…というシンプルなトリックなのだが
100%映画として有効活用してると思う！
何より凄いのがエンディングの演出だと思う
無駄なエピローグを全断ちし、アンジェラの正体が分かった瞬間にエンドロールに入るのがセンス半端ないと思った
その後色々鑑賞者が想像できるのが一層恐怖を高めている
監視員は襲われ死んだのか？アンジェラはどうなったのか？…とか
一番ショッキングなシーンで劇終してこそホラーの鑑である
というのを思い知らされた！
