夕日を美しいと感じ自我に目覚めた男女のロボットが工場を逃げ出して…。その男性ロボットをアンディ・カウフマンが演じているが、面白い動きや変顔で笑わせようともしないので『オズの魔法使い』のブリキの木こりがあてもなく彷徨っているだけのような奇妙な侘しさ、もやっとする気持ち悪さ。ロボットが心を持ち愛を知り、ゴミ山での取ってつけたようなハッピーエンド。終始だらだらしていて誰にもおすすめできない珍品だけど、俺は『マン・オン・ザ・ムーン』が大好きなので「何も出来ないカウフマン」が主演している貴重な映画を見ることが出来てとても嬉しかった。
ロジャー・コーマン門下生のアラン・アーカッシュ、大作を任されたのは初めてで当たり前のように上手く行かず終盤も短く切られ本編が80分弱しかない。コーマン組の繋がりでいつものディック・ミラー、そしてポール・バーテル＆メアリー・ウォロノフの『フライパン殺人』コンビも顔出し程度に出演している。

コメディ/ SF

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• #撮影CharlesRosherJr.
• #音楽JohnWilliams
• #編集TinaHirsch
• #衣装MadelineAnnGraneto