けーはち

地下室のメロディーのけーはちのレビュー・感想・評価

地下室のメロディー(1963年製作の映画)
3.7
フランス製おしゃれクライム・スリラー映画。骨子はカジノの金庫を狙う強盗の一部始終と至ってシンプル。ギャバンとドロンの二人がパートナーとして組むのだが、老害ジジイのギャバンと女好きスタンドプレイの強いドロンのコンビでは、どうも序盤から雲行きが悪く、常に不和の萌芽が垣間見えており、強盗自体は首尾よく行ったのに、最後にあらら〜😅……という幕切れに苦笑。せいぜい若者に煙たがられないよう「ワシの若い頃は〜」みたいな老害ジジイにならないようにしましょ😉作中の空気を盛り上げる音楽が特におしゃれで、メインテーマは缶コーヒーのBOSSとかHondaプレリュードのCMに使われていた。テーマが繰り返される中で段々と変奏され、スパイ映画のようなスウィングジャズがラストにはプールに咲く花びらのような札束💴の流れとともに優雅な吹奏楽になっていたのは印象的。