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最も危険な愛し方のadeamのレビュー・感想・評価

最も危険な愛し方(1991年製作の映画)
2.5
盟友ルベツキとの初仕事にもなったアルフォンソ・キュアロンの長編監督デビュー作。
女好きの男が改ざんされた血液検査の結果を真に受け自殺を考え始めてしまう物語です。
その後のキャリアのステップアップを思うと何とも微笑ましいコメディで、カメラにハラキリにクロサワ映画の不思議な日本ネタもご愛嬌でした。
アメリカよりもヨーロッパ映画に近い雰囲気で、他愛ない話をそつなく仕上げる演出力と、それを支えるルベツキのカメラワークは際立っているとまでは言いませんが、若さを感じさせない見事な安定感でした。
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