GANTZ史上最も人気で最も面白いと好評の大阪編。
実写は残念な出来でしたが、今作はマジで最高でした。
とにかく映像が美しい。
フルCGで作られた映像は本当にリアルで、実写を観ているかのような美しさ。
その映像をベースに作られた、魅力的なキャラクターたちが繰り広げるド派手な戦いには、思わず身を乗り出してしまうほど引き込まれてしまいました。
とにかく魅せ方が上手いんです。
序盤であえて、星人の恐ろしさや戦いの過酷さ、GANTZの世界観を魅せることにより、一気に観客を引き込みます。
そして、テンポの良いキャラクター紹介を経て、キャラクターたちとともに、その世界観に入り込んでいく。
しかも、今作では加藤が主人公ですが、あくまでも初心者という”設定”。
だから、加藤の目線から世界観を知れるので、GANTZをよく知らない人でも十分楽しめる作りになってる。
キャラクター紹介の仕方が上手かったおかげで、実写には無かった緊迫感や緊張感がありました。
星人たちもかなり魅力的になっており、いつ死ぬかわからない恐怖が、かなり映画に活かされていたと思います。
ぬらりひょんの計り知れない強さ、岡死亡の絶望感、カッコよすぎる武器とアイテム、スムーズでスピーディーなアクションなどなど、
求めたものがしっかりと詰まった傑作。
ラストには感動とまさかの展開があり、見返してみるとしっかりと伏線がきいていることがわかるほど完成度の高い、原作ファンをまったく飽きさせない最高のアニメーション映画でした。
ストーリー ★★★☆☆
キャラクター ★★★★☆
演技 ★★★★☆
映像 ★★★★★
演出 ★★★★☆
音楽 ★★★★☆