RIOさんの映画レビュー・感想・評価

RIO

RIO

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

圧巻の宮沢無双。

どストレートど直球なほどに強く生きる宮沢りえの演技は観ていて本当に清々しいし、家族愛だけでなく、生きていくなら避けては通れない醜い現実の数々も丁寧に描かれているのも素晴らしい点の一
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.1

脚本が相変わらず秀逸。
面白すぎて最っ高に痺れた。

巧妙なジャンルシフトと
斬新な展開のツイスト。

前作よりブノワ・ブランの人間性がしっかり描かれてるのには好感が持てるし、
ぶっとび種明かし展開で
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.3

前作よりかは好き。
敵もカーネイジの方が魅力的だし、ウディハレルソンの演技も良い。
ヴェノムも相変わらず可愛い。

ただ、ストーリーは、
まあ、そうなるでしょうね、の繰り返し。

ポップコーンムービー
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

是枝監督×坂本裕二脚本
最強のタッグが贈る最高の傑作ドラマ。

思い込みと決めつけの怖さと物事の多面性。

多角的に、客観的に物事を捉えないと、
誰しもが誰かにとって”怪物”になり得る。

テーマ自体
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作未読だが、軽く震えた。

音楽を心の底から愛し、その愛を音に体現させて届けたいという純粋無垢な想い。

映像演出はどこを切り取っても素晴らしいし、なにより3人の想いが重なる演奏シークエンスはパワフ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

2人の掛け合いは相変わらず面白いけど、
アクション、コメディ共に前作より少しボリュームダウンしちゃった感は否めない。

敵役も感情移入をしてしまうタイプの敵で、
これはこれでアリなのだが、個人的には、
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

ゆるふわな日常に殺し屋っていう非日常が自然に溶け込んでるのがおもろいし、コメディがどれも抜群に笑える。

アクションも最高にキレキレで、こんなにアクションで興奮したのはキングスマン一作目以来だ。

2
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

“もうすぐこの記憶も消えるわ、どうする?”
“楽しもう”

幸せだったあの頃の感情を忘れてしまったら…

過去の大切な思い出を整理するか、無かったことにするか、人それぞれ歩み方は違えど、
狂おしいほど
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

最高以外に何があるって言うんだ。

ここまで最高の一言しか出てこない作品は今までに無いし、それほどにアニメーションとして観ても、漫画原作の映画化作品として観ても、申し分の無いほどの完成度と熱量。

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バビロン(2021年製作の映画)

3.4

汚いし、ダサい。

良い意味でという訳でもなく、イケてない。

デイミアン・チャゼルと言えば、セッション、ララランド、ファーストマンと、
映画だからこそできる映像音楽表現を存分に叩きつけてくれるスタイ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

懺悔の念と後悔の念。

閉鎖的な島で繰り広げられる、
分裂しゆく2人の大ゲンカ=内戦

些細なすれ違いがあれよあれよと、後戻りできないほどに分裂していく様は、
人間の愚かで哀れで滑稽な部分を上手く体現
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

シンプルに良い話。

ただ、それ以上のものは無い。

タイムトラベルの設定がちょいとガバガバだったり、ティムの都合の良いように展開が進みすぎたりと、気持ちが離れる瞬間は多々あったし、

失敗をすべて無
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

熱量の塊。
だけどそれでいい。

トップガンマーヴェリックとは少し違ったアプローチだけど、似たものを感じた。

映画という作品が紡ぎ出す”熱”を真正面からどストレートで感じれるのは、やっぱり気持ちが良
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

※原作未読

こういう最高にアメリカンで最高にスカッとする作品ほんと大好き😍

映像演出がエンタメに振り切ってんのが気持ちいいし、良い意味で豪華キャストの無駄遣いなとこが逆に良い味出してる。

チャイ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.6

映画にとって音は映像より重要な要素であり、音によって様々な感情体験をする。

映画の発展の歴史と共に、様々な偉人がどのように音響の素晴らしさに気づき、繊細な一音一音をどれほど大切にしていたかが紐解かれ
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音楽(2019年製作の映画)

3.7

音楽って素晴らしいね。

ゆる〜くてシュールな世界観は魅力的だし、キャラクターも皆個性的で愛せる。

何も飾らない純粋な音を仲間と共に重ね合わせる。

ただそれだけだけど、それだけの中に情熱と青春の全
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

滑稽。

オーシャンズ11の真似事したけど、現実はそう上手くいかないよねって話。

その切り口は面白いと思うし、
予告からは想像できないドタバタ劇はエンタメ的な反面、逆にドタバタしすぎて、
イラつく。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

1.7

大怪獣のあとしまつ以来の大事故映画。

ギャグも、演出もすべてが寒い。

自己中メンヘラ勘違い女の壮大な自己満ライブのアホらしさに心底虫唾が走る。

Adoの歌声聴きたいならYouTube でいくらで
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

数多くあるサメ映画の頂点であり、原点。

若干チープだなと思うところは当然あるけど、それでも恐怖がまったく劣化していないのは本当に凄い。

低予算を効果的に活用した焦らしプレイのおかげで心臓バクバクな
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.3

「未来へはもう行ってきた!!」

爽快感MAXだった1、
満足度MAXだった2、

そして、ハードルバカ上がりの観客の期待を遥かに超える最高の最終章👏

やってること1、2と何も変わらん、

なのに、
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.2

1が最高傑作だけど、2も好き。

スターウォーズしかり、
ターミネーターしかり、
2作目が傑作になるジンクスは少なくともあると思うけど、

今作こそ、映画史に残る最高の続編の一つだと思う。

かといっ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

「一度でいいから未来をこの目で見てみたい」

映画という娯楽の永遠の頂点であり、
エンターテインメントの最高峰。

世界一面白くて、
世界一楽しくて、
何度観ても心躍るワクワクを体感できる。

言わず
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.4

シリアスなトーンに見事にマッチした信憑性のある世界観とアクション。

丁寧かつ興味深いストーリー構築とキャラクター描写、
そして、目の離せない緊張感漂うストーリー展開。

MCU映画ということを抜きに
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.9

すべての不人気を無に返す雷のごとき衝撃。

ソーをコメディキャラにする起死回生の一手、カラフルで美しい映像、キレッキレのアクション、腹を抱えて笑える緩急の整えられたギャグ、

シリアス調だった前2作か
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.1

熱すぎる😍

映画だからこそできる非現実的かつ自由な表現を存分に叩きつけてくれる楽しさ、面白さこそ、
映画という娯楽の至高なんですよ。

それがストーリーに対して意味があるかどうかは置いておいて、
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アネット(2021年製作の映画)

3.7

全編ロックオペラという映像体験は非常に新鮮だったし、ミュージカルとして観ても映像音楽の演出は素晴らしい。

ストーリー自体にそこまで新鮮味は感じないが、偽物の愛情を注がれてきた娘から本当の気持ちが溢れ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

もう2度と観たくない。

良い意味でも悪い意味でも。

狂気的かつ猟奇的な抑えられない殺人の衝動と常人的ではない主人公の理解不能な葛藤が丁寧に描かれていたのは良かったと思うが、

それにしても話がつま
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