福福吉吉

デモンズ2の福福吉吉のレビュー・感想・評価

デモンズ2(1986年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
高層マンションの住人たちはそれぞれ快適に過ごす中、テレビで悪魔「デモンズ」の番組が放送され、興味深く観る住民もいた。そして、その番組を見ていた住民たちはテレビ画面から具現化したデモンズに襲われ、デモンズに変貌していく。デモンズは次々と増えていき、生き残った住民たちはマンションから脱出しようと試みるのだが...。

◆感想◆
「デモンズ」(1985年イタリア製作)の続編となります。

高層マンションを舞台にテレビを通じて悪魔「デモンズ」が具現化し、住民たちを襲っていく恐怖を描いており、次々とデモンズに変わっていく住民たちとその中で生き残った人々が絶望したり、それでもあきらめず戦い続けるなど人々の心情が伝わってくる作品となっています。

高層マンションの所々でデモンズが現れ、人々を襲っており、前作が映画館の中に固定されていたのに対し、高層マンションの各フロアでそれぞれ戦いが繰り広げられており、人々が襲われるシーンにバリエーションを持たせているように感じました、

悪魔「デモンズ」はその体内から流れる液体が建物を腐食させたり、腹部から新たなデモンズが生まれたりするなど、悪魔としての個性が強化されており、本作のデモンズはゾンビというよりエイリアンに近いものを感じました。

主要人物としてジョージとハンナの夫婦に焦点が当てられており、ハンナが妊娠しており、ジョージが必死にハンナを守ろうとする真剣さと緊張感がストーリーの軸として上手く働いていたと思います。

本作もなかなか面白かったと思います。

鑑賞日:2023年9月5日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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