幸福が楽しいとは限らない。
確かに幸せを求めた結果、子供には愛想を尽かされ、夫となった男は年齢も習慣も全く違うので距離も生まれる。
そりゃそうだよねって思ってしまった時点で、私も劇中にいたような外野の存在なんだなと。
"ジョジョ ラビット"でも感じた、ヒトラーやファシズムが根本にあっても愛が生まれるのだから、それはヒトラーの否定になること。
オステリアのシーン。
素晴らしい。贅沢は味方であれ
扉の外から写す部屋の構図、顔にしか合っていないピント、スライドやズームの心地よいカメラワーク、それぞれの照明の使い方と色味がすごくいい。74年の映画とは思えない。 しかし、全体的なストーリーラインの起伏がほぼなく、のっぺりとしていたので心地よくて少し眠くなってしまった