黒部ダムは一昨年観に行った。
圧巻の水量と音、大層な迫力に感動したし、掲示してある資料により、その工事の過酷さを知り、偉大な仕事だと感心した。
本作は黒部ダム建設のためのトンネル開通工事の様子を再現した映画である。
200分に迫る大作であるが、全く退屈せずに観れた。
工事と同様、本作も凄まじい熱量を投入した偉大な作品であると感じる。
当然CGなどない時代に、どうやって撮ったのかと思うような映像。
それらを映すカメラワークも秀逸。
三船敏郎と石原裕次郎の演技力も圧巻。
エキストラの動きにも無駄がない。
この時代の邦画は本当に良質な作品が多いと改めて感じた。