経年変化

愛さずにいられないの経年変化のレビュー・感想・評価

愛さずにいられない(1989年製作の映画)
4.4
素晴らしきダメ人間讃歌。60年代ならレオ様が飄々と演じていそうな等身大の愛すべきチャラ男をイポリット・ジラルドか嬉々として演じているだけでのっけからノレちゃう。そんなやつに限って高機動かつ小回りがきいたりするわけでそんな世の中の不平等さも可笑しかったり。そしてそんな男の元に引き寄せられていく才女役ミレーユ・ペリエの安定/不安定の絶妙な均衡。もう一つの崇高な『ボーイ・ミーツ・ガール』