Maho

イングロリアス・バスターズのMahoのレビュー・感想・評価

3.8
あっという間の2時間半!
2時間半たったとは思えない!
タランティーノ監督の作品はいつもあっという間、、、。

音楽とのシンクロがすごい。

あと、ちょくちょく挟む「これは、」みたいな説明がはいるようなコメディー的要素もこんな作り込まれた映画なのにって面白くなっちゃう。

時間軸がバラバラなのにしっかり最後綺麗にまとまって回収されていくんだよな〜。

ショシャナの顔が映し出された画面が炎に燃えていくシーンはもう凄すぎて、あれをみて逃げ惑うことを考えたら生きて帰れてももう眠れなくなりそうだ。

最初のネズミの話のシーン。
私も普段、ゴキブリについて考えたりすることがあるから妙に納得してしまったり。
アメリカ人とかドイツ人とかイタリア人とかユダヤ人とかほんといろんな国の人達がいるけど結局みんな同じ人間として考えることはできないのかな。訛りでこいつは違うとか見た目とかなんかそういうのつらいなーって思ったりもした。
言語の大切さね。
わかるとわからないじゃ命に関わるんだもんな。

ランダ大佐のあの目の奥の恐ろしさよ。
彼もやっぱり欲深き人間だったけれども、もう緊張感がすごすぎた。

あと信用するってことの難しさもあったな。

ショシャナとフレデリックの最後が赤と白の服だったのもなんだかいろんな意味で真っ白な青年を真っ赤に染め上げたショシャナを彷彿させるというか、なんか綺麗だったな。

あとショシャナとランダの会食のシーン。
もう緊張感やばすぎた。
そして最後ランダがクリームにドイツのタバコを刺して去るところ。怖すぎ。その後のショシャナの表情みると抱きしめたくなるよね。
Maho

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