No.2570
【クリストフ・ヴァルツの圧倒的ラスボス感】
なんだかもう、5手先くらいまで読まれてる感じのするハンス・ランダ。
情報強者だけが持つ、心を見透かされてるような怖さ。
引き出しの多い者が持つ、高みからの睥睨感。
どう試合運びをして「チェックメイト」と言うかよりも、「いつ」「どのタイミング」で言えば、相手を完膚なきまでに追い詰めることができるか、しか考えていないような「策士感」。
タランティーノ映画で二度のオスカーに輝いたヴァルツ。
ショシャナが追い詰められたように「息の詰まるような」、見る者をも追い詰める彼の演技をご堪能下さい。