冒頭から雰囲気を完璧に作り上げ、いきなりの緊迫感あふれる会話劇(尋問…)。
章立てで締まりがあって見やすく、軽妙なBGMがストーリーを盛り上げる。
思わず笑えるシーンあり、バイオレンスあり、ステキな会話劇ありの全部乗せ状態。
クリストフ・ヴァルツの、まとわりつくような嫌な雰囲気のランダ大佐。
その魅力にハマってしまい、ランダ大佐がでるシーンでは、「大佐、待ってました!」と言いたくなってしまうほど…
ナチスという重い題材を、ここまでエンターテインメントにしてしまうとは、タランティーノ監督恐れ入りました。
ラストの台詞はまさにその通り。
「なあユティヴィッチ、こいつは俺の最高傑作だぜ」
エンディング曲も最高にクール!
タランティーノ作品で一番好きな作品。