ジョウ

日本の夜と霧のジョウのレビュー・感想・評価

日本の夜と霧(1960年製作の映画)
3.3
映画としての完成度はともかく、こういう政治的な映画が現代日本映画界にほとんどないのが気になる。
この作品自体は政治に対しての批判ではなく、政治に対する批判に対する批判、特に組織論であったり、一部の指導者による盲目的な先導の危険性などが取り上げられているが、大島監督の思想を投影した作品として価値のあるものだと思う。
韓国映画界では過去の政治や体制に対する批判的な作品が多く作られ、またそれらは大ヒットしている。
日本映画界もそういうものを作るべき。
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