日本の夜と霧の作品情報・感想・評価・動画配信

『日本の夜と霧』に投稿された感想・評価

映画を観る。ここに出てくる全員と友人にはなれない。幼稚な議論好き。

『青春残酷物語』においても描かれた安保闘争をめぐる事柄を、登場人物の回想も交えて描いた作品である。急ぎに急いで作られたため、細かなショット繋ぎなどはほとんどなされず、持続時間の長いショットを基調とし…

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HarutoM

HarutoMの感想・評価

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10年という年月を隔てた「かつて学生運動に参加していた者」と「今まさに闘争している学生」を結婚式というシチュエーションで違和感なく向き合いの構図に収めた点は良かった。

新郎の野沢は唯一両方の闘争の…

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Yuhi

Yuhiの感想・評価

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60年にして68年の敗北を見据えていたのか。にしてもカンタベリー物語形式で演劇的な演出とフラッシュバックという単純な構図は面白い。

最後の演説は底気味悪いね。
やまと

やまとの感想・評価

3.8
学生運動について全然知識がないからあまり楽しめはしなかった。会話劇だから集中切れると終わる。長回しとか照明はおもしろかった。

1960年の大島渚監督作品。これは学生時代に友達と一緒に見に行った映画でしたね。

60年安保闘争にかかわる学生たちの討論の様子を描いた作品だったけど、当時の私はあまり政治にも詳しくなかったし、話の…

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このレビューはネタバレを含みます

セリフの複雑さと膨大な言葉がワンカットの長さと相まって張り詰めた空気の中躓きや間違いを生む。その動揺がガラスにヒビが入るようにジワジワと拡がっていく。一つの集合体でありながら性別、身分、時代という分…

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やすを

やすをの感想・評価

4.1
こうゆう映画があったんだ。歴史を学ばないといけない。
観念的な議論と、方針転換に混乱する末端の組織や大衆組織がよく描かれている。
ところで、仲人の教授のモデルはあるのかな?

1カットの長回しによる舞台芸術的な緊張感は、60年安保闘争後の虚無感を露わにしていき、それがこの時代の総括として機能している。作品内で描かれる分裂が、そのまま10年後の結末を予見しているようで、大島…

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緊張感はあるもののまだまだ本気の本気とは思えずで、やっぱり創造社からが大島渚のはじまりだよなあ。芥川比呂志をもってくることよりもこのなんともいえないもささこそがオオシマの強み。
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