私は本作を観るにあたって安保闘争時の学生の行動、言動を注意深く観察しようと試みたが本作の異様なまでの長回しに驚いた。日本映画でこれまで長回しを行った映画は他にないのではないか。
この映画が公…
歌って踊る大衆的感覚と、理論をこねるエリート的感覚の対比が、議論と歌の重なりで表わされていたと思う。現実が理論の通りにいかないということは学生運動ひいては左翼全体のじれったさであるだろう。
60年代…
・言葉を噛もうが詰まろうが間違えようが、スピード勝負で当時の空気感を残してくれたことが、リアルタイムを知らない世代としては有り難い。
・津川雅彦がいいと思った。ああいう人、実際にいたと思う。演技に…
セリフを噛んでもカメラを回し続け、結婚式場での安保闘争討論を回想を交えて一本の映画に仕立てあげる。舞台劇のようでもあり、ドキュメンタリーのようでもありるが、学生映画的な匂いのプンプンする素人臭い大島…
>>続きを読む長すぎ回し
ちょっと噛んでも続行
コミュニストぽさがありつつもなんだか反米ナショナリズム味が強い
結婚式会場から寮のスパイ侵入までを一気にワンショットで遡るとこは記憶に残る
元へーゲリアンで新…
60年にこの映画をつくりえた日本の映画界と大島渚に感動
50年代学生運動、60年安保の総括的な作品
これから運動はさらに激化していくわけだが…
1952
破防法反対ストライキ
血のメーデー事件
…
「日本の夜と霧」(1960) / 大島渚は、本家であるアラン・レネの「夜と霧」(1955)と同様に長回しの演出がされており、それに加えてセリフ間違をした部分もそのまま採用されていることがとても面白い…
>>続きを読む松竹株式会社