くぅー

ゴーン・ベイビー・ゴーンのくぅーのレビュー・感想・評価

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)
3.7
展開としては一度収まる前半は退屈にさえ感じるが、あくまでも後半への布石で、終盤にサプライズが準備してある。
と言いつつも、病める米国の犯罪事情を随所に散りばめた上で、最後に思わぬ形で正義を提示し、考えさせられるので、複雑な余韻を引き摺ることになるのだが。
ベン・アフレックの初監督作品は、やや雑な終盤とまだイーストウッド監督の様な深みは無いが、密かに賞レースに絡んだだけはある力作。
ケイシー・アフレックの薄味の巧さに、エイミー・ライアンがインパクトあった。
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