ながよし

ゴーン・ベイビー・ゴーンのながよしのレビュー・感想・評価

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)
4.5
やばい、これは後味悪い
いや、クズみたいな大人がたくさんいる一方で、モーガン・フリーマンは今回も自分の意思を貫く天使なのよ
でもマイペースなところあるおじいちゃんだから、法とか無視しちゃうわけ

子供の生命を守るために取った行動が法を犯す場合、あなたは見過ごしますか?っていう提題。
ハリウッド映画には珍しく、めちゃくちゃ優秀で理知的で、裏の人たちにも顔がきくし警察とも上手くやってる、超優秀な私立探偵の主人公なのに、
おまえええええ最後の最後で判断誤ったなあああああああああ
なんでここだけ法律守るんだよ!!!!

でも、この映画ってこういう終わり方をしなかったら心に残らないと思う。
ハッピーエンドだったら名作ではなかった。

つい先日、過保護のカホコの続編で「育児放棄しているシングルマザーに熱く語って更生させる」みたいな根性論ハッピーストーリーを展開してたけど、
アマンダの母は更生しなかったね。
きっと彼氏も、悲劇のヒロインに寄り添って自己満足なんだろう

この前フロリダ・プロジェクト見たばっかりだし、やっぱ(血が繋がっていたとしても)暴言ばっかり吐くクズ親の下よりは、お金と愛がある環境で普通に育つ方が、社会的な見られ方も良くなるし、成人して経済的困難に陥る可能性が低くなるからbetterなんじゃないかな…

血が繋がってる、に固執しなくてもいいと思う。
あーーー後味悪い(こういうのすき)
ながよし

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