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ココ・アヴァン・シャネルのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)
3.4
オドレイトトゥ、『アメリ』、『ダヴィンチコード』以来かな、久しぶりに見た。整った顔立ち。素敵。

『ココ・アヴァン・シャネル』。
まさしくあの有名ブランド、“シャネル”の人。その人の生い立ちから、世界を股にかける一流ブランドを手がけるまでに至る前途多難な伝記的物語。

前に『ハウス・オブ・グッチ』を観た時は、グッチ家は既に世に名を知らしめ栄華を誇り、それ故の苦悩やお家騒動があった。

こっちの“シャネル”は、気概と運を味方につけ、執念と勇気でチャンスを掴んでは飛び込む。

しかし、彼女、実は生い立ちはまったく裕福でも何でもなく、孤児。
そこから姉と夜はナイトクラブで歌って踊って稼ぎ、昼は仕立て屋で下働き。

そんな彼女が男爵の友人のおっさんの目に留まってから少しずつ生きるステージが変わっていく。

彼女は思ったことをストレートにもの言う性格。
自分を偽らず、真っ直ぐに、男との生活にも憧れ居座ったりもするが、決して媚びない芯のある女性。

華やかでドレッシーな世界の中で、無闇に着飾らずシンプルに、でも、力強く真っ直ぐ生きる。

お裁縫の才能があるので、皆が流行りの優雅で華やかなドレスに身を包んでいる中、そんなものは着たくないと自分でその流行りに囚われない衣装を作っちゃう。

そんな我が道をいく彼女のスタンス、生き様、とてもカッコいい。
何にも囚われず、シンプルで、シックに。でも、確実な存在感を解き放ち、我が道をいく。

だけども、彼女には彼女なりの悩みや葛藤もある。
自分のバックボーンから自分を信じきれないところもある。
自分が誰と、何をして、どこに向かうのか。

お金持ちの家で暮らし、別の若い実業家とも関係を築く、、、自分に足りない“何か”を探すかのように。

途中には大きな不幸にも遭いながら、それを乗り越え、自分の生きてきた道から“自分のスタイル”を確立し、それが“世界に羽ばたくスタイル”に。

“ココ”、これは彼女の本名ではなく、彼女のあだ名だったとは。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
https://matchypotter.com/
作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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