クリムゾンキング

マッド・カンニバルのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

マッド・カンニバル(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

とある精神病院に実習生としてやってきた主人公だがきて早々患者に絡まれるし院長には「お前調子乗んなよ?」と釘刺されるし雲行き怪しい。
スタッフから「狂人の館」と呼ばれる地下の隔離病棟は前時代の精神病院よりも劣悪な地下牢そのもの、そこである患者に出会うのだが、、、

幽霊の仕業だと思ってたら実は自分が狂人でしたー!という映画。

といってもしっかりと「お前らしくねーだろその喋りかた!」と言われたり「医者のふりしないで」と違う患者が言われてたりするのでちゃんと伏線が貼ってあったりする。

地下の隔離病棟なんてあんなの実際にあったら大問題ってレベルのものだけど、ホラー映画的には不気味だからよし。
グロテスクな描写も少ないけどなかなか良かった。

精神疾患に対する治療法が確立してる現代で急性期でもないのに患者が妄言吐きながらうろついてるって一体どんな治療してるんだよ!?って思ってたら実は飲んでるのプラシーボ薬でしたー!というオチもなかなか良かった。

本音を言えばもう少しゴア描写があればなあとか思ったんだけど、展開や雰囲気共々好きな部類でとても面白かった。

ただカンニバルって食人要素どこにもねーじゃん!
病院の名前カニングハム精神病院だし、、、