このレビューはネタバレを含みます
ジャック・ライアンエピソード0
学生の時に自国でテロが起きたのをきっかけに従軍することを選んだライアンはヘリ搭乗中墜落、リハビリ中にCIAにスカウトされウォール街で働きながらテロリストの資金繰りの調査をしていた。ある時顧客のロシア人実業家がきな臭い動きをしていることに気づいてロシアに現地調査に行くが実は世界恐慌を引き起こして自国を強くするという陰謀が動いていたのだった!
ジャック・ライアンって言えばハリソン・フォードというイメージだけどまだエージェントなりたての青い感じなのでこれはこれで。
監督が「俳優に監督になんでもでもござれ」の名優、ケネス・ブラナーなので見栄えのする派手さはないけれどその代わり非常に手堅く作ってある。
特に中盤、ディナーを抜け出して敵のビルに潜入し機密情報を盗むくだりはスパイツールやレーザートラップ回避みたいな見栄えのするシーンではないけれど、カバー要員や状況確認要員、そしてピックアップ要員などしっかりと適材適所な人員が配置された演出なので、冗談抜きで「ミッションインポッシブル」よりもスパイ大作戦していて良かった。
個人的にはスパイモノの映画の中でも結構しっかりしていてとても面白いと思える作品だった。
スパイっていっていいかわからないけどw