ある日、少年カールは母親を包丁で殺害した。
それから二十年後、刑務所に護送される途中で脱走したカールは森の中に潜伏して無差別殺人を開始した・・・・。
アンドレアス・シュナース監督の超極悪不条理スプラッターホラー映画。
この作品、ストーリーと呼べるものはほとんど皆無に等しく成長したカールがひたすら無差別殺人を繰り返していく記録映像といった感じの作品になっていたのはちょっと驚いた。
音質も画質も最低、役者も大根ばっかり、支離滅裂かつ意味不明な展開などまともに褒められる要素はほとんどなかった。
しかしこの作品一番の売りであるスプラッター描写に関してはシュナース監督らしくかなり気合が入っていて、顔面破壊、胴体真っ二つ、股裂きなど吐き気を催す描写の嵐だったのは素晴らしかった。
全体的にViolent Shitシリーズの記念すべき一作目（ちなみに三作目は俺の大好きなブルータルデビルプロジェクト）としてスプラッターマニアなら一度は見ておきたい作品であった。
