映像としては、殺し合いのシーンが多くて苦手な分類ですが、
それでも評価高い理由は、ストーリーのわかりやすさ、主人公のかっこよさです。
マキシマスはどんな立場になっても、みんなからの信頼を得て、リーダーになる人なんだな。
戦う力の強さより、リーダーとして人から慕われる、いろんな人を惹きつける人間性がかっこいい。
ラッセルクロウの切ない表情がなんとも言えない。
コモドゥスは、わかりやすい悪役で、すごく嫌なやつだけど、もしかしたら、ただ愛されたかっただけなのかなと思うと、少しかわいそうかなと思いました。
お父さんのことも、お姉さんのことも大好きで、そんな大好きなふたりが自分よりもマキシマスのことを愛していることが憎くてこじれちゃったのかな。
でも、どんなに自分に政治的な強さがあっても、マキシマスを追い出そうとしても、結局みんなマキシマスについて行ってしまうことが気に食わなかったんだろうな。
最後、コモドゥスが倒れたのに誰も駆け寄らなかったシーンは、ちょっとかわいそうでした。
でも、それがその人の人生を表してるのかな。
