無駄事を一切話さない殺し屋である主人公が、淡々と依頼された仕事をこなしていくストーリー展開
・スペイン語は話せるか
・二つのカップのエスプレッソを頼む
・マッチの箱
・次の行き先の暗号が書かれた紙をコーヒーで飲み込む
これらの一連の流れの繰り返しが、この映画を私に馴染ませてくる
最初のカフェでエスプレッソの注文を受けた店員のように
「人生はなんの価値もない」
そう老人が言って去ってたように、この映画の話の内容に期待をもって観ない方がいいのかもしれない。
ただ目の前で起きているありのままを受け入れて、考えすぎずに観ること。
だって何かが起きるわけではないのだから。
この男にとってはいたって普通の仕事をしていくだけのこと。
それが異国の地であっても。
クリストファードイルのものの捉え方、スペインの街並みや風景の映像は一貫して素敵だった
http://www.outsideintokyo.jp/j/interview/jimjarmusch/index.html
このインタビューを観て、もう一度映画を観てみようと思った