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稲妻のveのレビュー・感想・評価

稲妻(1952年製作の映画)
5.0
「結婚なんてちっとも幸せに思えない」って自由を求める高峰秀子の美しさ。母親の「幸福なんてハイカラ」って台詞凄い。あの家族のベタベタした日常に幸せは無縁。
反対に下宿先で出会う兄妹と大家の善良さが良い。ここでは雨もすぐに上がっちゃうんだよな。どっちの家でも蕎麦を食べてるのに、その雰囲気の違いったら無い。
最後の母親との会話、涙もすぐに乾いて2人は歩いていく。いつまでもジメジメしない。次女の行方も分からぬまま終わる物語。面白い〜〜。
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