男は醜悪、そう思う女は四人姉弟で、すべて父親が違う。
その母を浦辺粂子。
醜悪な男の象徴を小沢栄太郎。
対照的にスマートな男の象徴を根上淳(その妹は賢そうな香川京子)。
その対極にある男性像が素晴ら…
複雑な家庭環境で、なんとも重たい心のぶつかりあいがあったりもするけど、それでも最後一緒に歩いて行く母娘の姿に、なんとも温かい家族の匂いを感じて、温まった。
人と生きるのは、たとえ家族であっても大変…
「お母さんがいい加減だから周りもいい加減になるんだ」と高峰秀子が言うが、確かにそうかもしれない。
そのあと母親が泣き出したので自分は泣けなくなる末娘の性格がよく分かるシーン。
わたしは母親になったこ…
高峰秀子出演映画は劇場初鑑賞。成瀬巳喜男監督作品も劇場初鑑賞かも。
強く生きる女性を描いた作品だと思った。
普通な家族ものかと思いきや、設定はやや複雑。それぞれ父親の異なる3姉妹+1男兄弟がいて、…
高峰秀子が動くと同時にカットが替わることによる高峰秀子の映画を支配するほどの力強さが強調されていたし、男の暴力的カットだけはカメラが動きその暴力を追い躍動感を出す。カメラの適切な位置と動きをしていた…
>>続きを読む稀有にいい映画になった?ですかね?
戦後の女余り時代に、不愉快なほど欲で動く女と男。
一方で、貧しく清く美しく生きる男と女。
どちらを選ぶか?は自由のヒロイン、秀子。
でも薄明かるい時代の夜明けも感…
背景音でしかないピアノの音が(弾いている人の姿を映さずして)こんなにも印象に残るなんて。
最後の稲妻とそのピアノの音色の居合わせ方が、もうそれしかないという気持ちにさせるほどにちょうど良く並んでいる…
てんでんばらばらずるずるべったり
どう思うったってこう思うったってそうなっちゃったんだからしょうがないじゃない
冥丁の「八百八町」のサンプリング元、これの高峰秀子だったのかー!
縁談モノは小津…