稲妻の作品情報・感想・評価

稲妻1952年製作の映画)

製作国:

上映時間:93分

ジャンル:

4.0

『稲妻』に投稿された感想・評価

原作 林芙美子
監督 成瀬巳喜男


主人公は都内でバスガイドとして働く、清子(高峰秀子)。
母、おせい(浦部粂子)は種違いの兄妹を育て、長女は金にがめつく、清子と反りの合わない縫子(村田知英子)、…

>>続きを読む
3.5

なんて暗い映画…!
家族がみんな情けなくて、救いようがない…。成瀬さんも、ハナから救う気がない。。橋の上のショットで遠景に2階の窓からボヤけて映る中北千枝子がホラーすぎる。
結局みんなどうなるのだろ…

>>続きを読む
auchan
-
なるほどこいつはすげえや
あのおかんたまに見てなんで好きかなと思ったけど、ドラえもんやったんやな〜
河
-

初成瀬巳喜男。あまりに良かった。この映画でも母親が長男に甘いが、当時の男性は基本的には戦争を生き延びた人達なのでそう扱われていたということらしい。また、成瀬巳喜男は家庭という檻の中にいる人々を繰り返…

>>続きを読む
ひ
4.0
05,03
撮り方もカッコいいし、出演している俳優さんの表情がずっと好き。

たまにホラー感もあるの最高なんですよね、コレ。
女強し。
隣の席の人がかなり呼吸がうるさくて集中できず(ご病気だったらしょうがないけど、、)終盤ウトウトしちゃったのでまたちゃんと観たいです。。

同時代的にはこの手のテーマを持った映画は多いように思うが、一人称的な演出が強い本作の、最後まで自分を貫き通す清子の姿勢にはスカッとする。終盤の隣人の兄妹との交流を恋の予感ととるか、それとも清子の自分…

>>続きを読む
4.8

林芙美子原作。複雑な家庭の陰険なホームドラマだが、小言、軽口、愚痴、嫌味という会話が軽快に繰り出される面白さ。こういう話を撮ると成瀬の右に出るものはいない。2階に住む女性との連帯は、今日の女性映画へ…

>>続きを読む
5.0

伝統的な家族関係や婚姻制度、家父長制社会のしがらみの中で、一人の女性がどう自分らしく生きるかを描いた傑作だった。
それぞれ利己的で仲の悪い家族関係の中でがんじがらめになる主人公には、時代を超えて現代…

>>続きを読む

成瀬巳喜男作品を観るのはこれで3つ目だけど全部面白い。稲妻は今のところ一番好きかも。

まず悲壮感なく前向きに終わるのがよかった。家族の呪縛に囚われていた清子が、自らの意思で少しずつ人生の手綱を引き…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事