Haman

チャドのHamanのレビュー・感想・評価

チャド(1984年製作の映画)
2.8
チャドって何のことかしらんと思っていたらCannibalistic Humanoid Underground Dwellers(食人性地下居住生物)の略なんですと。カコイイ…。
とりあえず都会の地下にヤバいのがいるっていうシンプルな映画だけども、主要キャラがまとまってないおかげでノビノビのダレダレ。

当初の主役はカメラマンと恋人のモデルなはずなのに、いつの間にか警部とホームレスに炊き出しするコックが登場して物語を進め始める。というよりカメラマンなんて正直言えば特に何もやってない。だけども役者がホームアローンのパパなので知ってる顔が故の主人公感が強い。ついでに言えば、炊き出しコックの役者はホーム・アローンの二人組泥棒のジョー・ペシじゃないほうことあのノッポ。
この特に何もしない主人公を匂わすカメラマンと主人公的立ち位置に成り代わって物語を進める警部。二人がどっかで合流して一緒にチャド成敗に立ち向かうのかと思いきや、二人はラストの一瞬で顔を会わせるだけ。まるでマックスとイモータン・ジョーのようですな。
ちなみにホームアローンのおっさん二人は一緒に地下をウロウロするので、ホーム・アローンフリークは感無量になるとかならないとか。

お目目が爛々に光ってるチャドのフォルムの良さはもちろん、「電話線を切られた!」っていうよくあるパターンではなく、コケて自ら電話線をぶった切る慌てん坊、C.H.U.D(チャド)の本当の意味はContamination Hazard Urban Disposal(都市廃棄用汚染危険物)でしたーというケレン味などなど色々あったけども、とりあえずモンスターをもっと見せろ!と思いました。
Haman

Haman