ジャッキーケン

クローズZEROのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

クローズZERO(2007年製作の映画)
4.5
アツイ!アツイぞおおおおおお!!!
命を燃やし尽くせ!!!!!

ヤンキー映画ってなぜか苦手意識を持っていて去年見たハイアンドローワーストが初めて見たヤンキー映画なんだよね、そんで本作は初恋が今年1のベストを叩き出した三池崇史によるヤンキー映画さらに主演は来年ゴジラとキングコングともガチバトルする小栗旬だから鑑賞!

ヤンキー映画の枠に囚われないアツイ人情映画!!!

ストーリーはヤンキー系にはよくある不良高校のテッペンにのし上がろうと小栗旬が奮闘するという感じなんだけどハイアンドローでもそうだけど学校内に派閥があって小栗旬は早く3年の一番と勝負したいんだけどたった1人じゃ勝ち目がないから一番である山田孝之を敵視する連中を味方に付けようとするんだよね

この1人目の見た目がオッサン超絶早漏野郎とのダチのなりかたがバカ度満載の三池イズム!女の子見ただけで漏らすって純粋すぎるだろ!!
ある意味擦ったもん出してオッサンと仲間になるんだけどそれだけじゃまだ戦力不足だ。

だからあの手この手を駆使しようとしつつも不器用な小栗旬がヤクザの端くれのアドバイスを貰いながら奮闘するんだけどまあ不器用ながらもそれがむしろ熱くさせる

ヤクザの端くれの小物感が半端ないんだけど真っ直ぐに生きる鈴蘭の奴らを見てそいつも変わっていくんだよ、鈴蘭は中退だしヤクザの中でも中途半端、そんな自分にケリを付けようとする

小栗旬の宿敵である山田孝之も相棒の桐谷健太が重病を患ってると知り手術をする桐谷のために何がなんでもテッペンの座を死守しようとするんだよな

山田孝之と小栗旬によるタイマンがボクシング映画さながらも両者絶対に負けることができないバックボーンの構築が上手でどっちも負けて欲しくないと応援したくなる。血塗れ泥まみれになりながらも仲間のために這ってでも戦おうとする、ヤンキーの皮をかぶった武士道映画じゃねーか!!

普通にヤンキー映画かと思ってたらやっぱりヤクザが絡んできたり特に冒頭の遠藤憲一が子分を殺すところあたりはあれ?これヤンキー映画ですよね?って思ったけどまさかあのシーンがクライマックス超熱くさせる起爆剤になるとは!

本作のアクションは喧嘩なもんで泥臭いステゴロで武術的なところとかはほとんどないんだけど山田孝之のファイトスタイルが一番好き。プロレスの固技とかドロップキックとか最高だしやっぱりドロップキック映画にハズレはない

喧嘩アクションが一番の見どころと言いたいんだけどおれ的に一番良かったのは桐谷健太が手術台に向かうシーン!!!!!
これ見て惚れない人がいるんですか!?!?!?!?
これ以上にカッコいい手術台に向かう方法ってあるんですか!?!?!?!?
このシーンが初恋の窪田正孝の雄叫びに匹敵するぐらい最高

本作は鈴蘭内での話だけど次はあの少林寺軍団とのバトルだから期待してるぜ!!!!!!!!