恋する惑星

最後勝利の恋する惑星のレビュー・感想・評価

最後勝利(1987年製作の映画)
5.0
決して敵を作らない憎めないおチビちゃんエリック・ツァンが一世一代の恋に大奮闘。カッコ悪くて全然決まらないながらの一生懸命が堪らない。脚本のウォン・カーウァイその辺よく分かってる。
あて書きでしょう。
人生の、宝石のような一瞬をパトリック・タムが優しく鮮やかに切り取る。泣ける。この辺「風にバラは散った」でもバカウマだった。カットの頭とお尻の切るタイミングも完璧。「欲望の翼」もこの人。
ちょっと安っぽい(制作費が?)鮮やかな色彩はウィリアム・チャン。さすが。衣装も合ってる。
この作品のロレッタ・リー大好き。めちゃくちゃかわいい。
エンディング曲は邦楽のカヴァーだけど誰のなんだったか。。この曲の使い方も上手い。
冒頭の数秒でクライマックスの断片を見せて一気に引き込む手法はこの作品が最初ではなかろうか?
燦然と輝く香港ニューウェーブ傑作の一つ。突っ込みどころは多々あれどこんなに監督の心が伝わってくる作品もそうないLIKE 「男たちの挽歌」。
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