ドキュメンタリーと云いつつ、ティエリー・グエッタ/ミスター・ブレインウォッシュって実は架空のキャラクターなんじゃ……と思ったけど、2011年に著作権侵害で訴えられてて原告が勝訴したらしいですね。って実話なんだ（笑）。
ともあれ、グエッタ氏というのは幼い頃から本当の家族から遠ざけられ、はては母親を早々に失うという経験＝母親の顔を覚えていない（？）ことから『記録する』ということに執着してしまったんだろうなァ……と。そして、パクリの塊でしかない彼の"作風"をソレと指摘しきれないアーティスト仲間（？）は『法を犯してる』という基本スタンスが邪魔して苦笑いしかできなかったんだろうな、ということはよく判った。
ともあれ（再）、ウォーホールという価値観のあるご時世、なおかつストリートアートが地位を確立した現代の基準からするとMBWは確かにアートなのかもしれないけど……世界は二次創作という存在にも精通するべきだ、と強く思ってみたり（笑）。
ソレより何より、離婚しなかった奥さんの本心が聞きたい（真顔）。
