イグジット・スルー・ザ・ギフトショップの作品情報・感想・評価

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」に投稿された感想・評価

たけだ

たけだの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

バンクシーの映画かと思いきやなんだこれは‥
トンデモ野郎ティエリーのサクセスを他のマトモなストリートアーティスト達と共にただ呆然と眺めさせられる映画。
どこまでバンクシーの演出なのかはよくわからないけど事実はどうあれ面白い
たんの

たんのの感想・評価

4.0
ワクワクするし、出来上がった作品を見るのも楽しい(画集を買うか悩んだ)。皮肉もきいてて面白かった記憶。
hi1oaki

hi1oakiの感想・評価

4.1
“嘘から出たまこと”という言葉を実写映画化したものと捉えるのが一番しっくりくる。
まぁ普通に考えれば映像を撮り貯めるティエリー・グエッタという男っていうとこまでは真実で、2008年の『ライフ・イズ・ビューティフル』の展示から始まるバンクシーの悪ふざけでしょって思うよね。中身の無い虚構のアーティストを売り出してみようぜ…そうしたら社会はどんな反応するのかなっていう、ドキュメンタリー映画に見せかけたアート業界とそれを取り巻く人達への皮肉(=アート)。元々のタイトルは『バカにクソを売りつける方法』だったって話だし。どこからがバンクシーの演出なのか考えるだけでも楽しい。
それを真に受けたのか日本ではお台場で『ミスター・ブレインウォッシュ展』とかやってたり、彼の絵が高額で売買されてたりするわけですよね。
今まで漠然と知っていたシェパード・フェアリーとかインベーダー等のストリートアーティスト達のことを俯瞰できるドキュメンタリーとしても面白かった。
Aircon

Airconの感想・評価

3.9
グラフィティアーティストたちの映像を撮っていた人が、
そのときに得た人脈を使ってアーティストとして大成功してしまうという皮肉が効いた内容。

バンクシーが彼が作ってきた映像を観てドン引きしてるのとか、
適当にペンキたらしたり、既存の作品をリファレンスしてるだけだったり、
どうしようもない描写とは裏腹に、
上手な宣伝で大物アーティストに成り上がってしまう。

元々、「クソのような作品をバカに売りつける方法」ってタイトルにするつもりだったみたいだし、
あんなのが絶賛されてるって状況を複雑な心境で観るという、
大衆に対する悲しみとか諦めみたいな。。。

でも映画の意図通りにミスター・ブレインウォッシュのことを完全にFAKEだとするのもちょっと癪な感じもする。
まあ映画に出てた彼の作品は一個も良いとは思わなかったけど。
なにも考えてなくても良いアートは生まれると思うから。

彼の人柄もあってバンクシーたちも協力してしまったんだし、
場当たり的ではあってもビジネスとしては完全に正解だし、
そこで、観てる人たちやバンクシーのアートの定義とか線引きが見えてくるんだと思う。

アートとビジネスの切っても切れない関係というか、
いくら良い画を書いていても宣伝をしないと売れないわけだけど、
クソな作品でも宣伝すれば売れるという。

大衆を扇動することは政治でもビジネスでも重要なことだけど、
クソのような作品を宣伝で売りつけることは、
長期的にはアートを殺すことになるのか、生かすことになるのか。

AKBの売り方とか思い出した。(AKBがクソだとは思ってない)
バンクシーって話してると意外とまともな人感がすごくてそれが一番笑える。
がく

がくの感想・評価

4.0
ストリートアートなんて全く知らない世界だから、興味深かった。

バンクシー丁度話題になってたしタイミング良し。

結局バンクシーに喰われるMBW。この構図が面白すぎる。
YP

YPの感想・評価

4.3
作中でバンクシーが言った
「アートはジョーク」ってのは本当にそう。

作品が評価されるのは付加価値で評価されていく。有名人のお墨付きだったり、著名なアーティストのアルバムジャケット作ったりして認められていく。

冗談よしてくれよ!

本物のアートなんて存在するのか。
それはエンターテイメントなのか。
バンクシーをはじめて知ったのはblurのアルバム『think tank』のアートワークを通じてだった。
この映画は(Mr.Brainwashにまつわる部分など)いわゆるモキュメンタリーなのかと思いきや、基本的にはドキュメンタリーみたい。

主観ではバンクシーは本物のアーティストで、一方のMBWは所詮まがい物のゴミにすぎないと思うが、ではその違いは何なのかと問われるとよく分からなくなる。
マドンナのアルバムジャケットを製作(?)し現在もNYにギャラリーを持っている(らしい)くらい成功したMBWは、実績からみればじゅうぶん立派な「アーティスト」だろうから。

「(バンクシーが皮肉に語るような)アートはジョークなのかも」ということはないと自分は思うけれど、でも同時に結局のところすべては好き嫌いという主観にすぎないのかもしれないとも思う。
秀作だが、鑑賞後にややもやもやも残る作品。
FukiIkeda

FukiIkedaの感想・評価

4.0
上手くできてるな〜
ティエリーのお調子者加減が爆発していく様。
実際に、とんでもなくお粗末な(私には)絵が業界の有名な人に評価されることで、価値を見出されたりしてる知合いとかいるけど、色々、バカバカしくなっちゃう。
でもアートもマスを狙わないと商売にはならないって事で。
バンクシー自身の作品自体がシニカルそのもの。

でも私自身も、大学4年間で、別に美術の技術を習ったわけではなく、むしろテクニックはそれまでのもので、どうプレゼンするか、何を切り取るか、どう生きていくか…それを学びにはるばるNYまで行ったんだわけで。
アートは好き、嫌いだけでしかないし、それでいいんだよ。
バンクシーの本物感に比べて、MBWのまがい物感ったら半端ない。しかも、そのまがい物がアートとして高値で売れるなんて、ブラックジョークとしては最高なんでは。しかし、バンクシーはカッコいいなー。
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