MiyachiKazuya

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのMiyachiKazuyaのレビュー・感想・評価

3.5
ギフトショップを通らないと出口は無い。
ここは必ずショップがある場所、ギャラリーや美術館といったところか。
ストリートアートにそのような場所は不似合いな気がする。しかし、公衆に晒されるべき存在の価値が高められた結果、収益化を前提にした類似の表現が生まれてしまう。
単純にそのことだけを言いたいのであれば、この映画はもっと攻撃的だったかもしれない。道を外れた側に同情的にも映る微妙なニュアンスは、誰しもが表現を収益化する罠にはまることに対する警鐘だと受け取った。