EXIT THROUGH THE GIFT SHOPという映画を観た。
本作は、正体不明の天才アーティストバンクシーが監督を務めたドキュメンタリー映画だ。
バンクシー曰く、彼自身よりも面白い人物を追った映画だ。
本作の主人公は、常にカメラを回し続けている変わり者の男(ティエリー)。
当初彼は、ストリートアーティストを追った映画を撮影しようとしていた。
しかし、才能が無いことをバンクシーに示唆されたことでカメラを置く。
やがて彼はバンクシーの勧めでグラフィティアートを作り始めるのだが、、、。
アートとは一体なんなのだろうと考えさせられる作品だった。
アートは人によっては高価で人によってはガラクタだ。
そして価値を決める人間は70億人居る。
そんな世界でアーティストとして成功するためには一体何が必要なのだろう。
バンクシーの言う通り、アートはジョークなのだろうか。
凡人の僕には理解できないアートの奥深さを改めて実感した。
ただ、理解できなかったとしても多くのアート作品を見ることが出来る本作は、ギャラリーのようで楽しいドキュメンタリー映画だった。