アノ

その場所に女ありてのアノのレビュー・感想・評価

その場所に女ありて(1962年製作の映画)
3.8
常に薄暗い画調が不穏さを煽る最凶のフェミニズム映画。
ギリギリまで張り詰めていた司葉子がついに宝田明の前で崩れてしまうクローズアップにゾクゾクした。この宝田明も(珍しく)相当に良い。

司葉子が凛々しく逞しくいるほどアイドル的構造に陥り、手酷く折られる嗜虐性が映画的に映える皮肉。強烈だ。
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