その場所に女ありての作品情報・感想・評価

その場所に女ありて1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:93分

4.1

「その場所に女ありて」に投稿された感想・評価

てふ

てふの感想・評価

3.5
1960年代、仕事に生きる女性たちを描いている。とても先駆的なキャリア女性映画。

新文芸坐 司葉子特集にて
剛

剛の感想・評価

3.9
広告業界を描いた本作ですが、映画内に出てくるような出来事は昔も今もあまり変わらないなという印象です。特に賞を取った際に俺の手柄だなんだと揉める姿は、結構あるあるだと思います笑
司葉子の凜とした姿、男が見ても憧れます。最初と最後の横断歩道を歩くシーン、最高です。
ごてふ

ごてふの感想・評価

3.8
通りすがりの新文芸坐にて。パチンコ店(マルハン)の開店前の行列かと思ったらトークショウ目当ての一群だった。9:45の上映前には266ある客席が満員御礼。男女比率6:4、後期高齢者過半、8割は還暦過ぎと見た。しかし10代と20代は区別つきますが、還暦過ぎと古希前後など一瞥しても判りませんわな。特集≪日本映画のヒロイン 司葉子 美しさと凛々しさと≫と銘打って27作品を日替わり上演しているが、まだ1/4ほど未見あり。老後の楽しみが増えた心地。本作は再見。監督は鈴木英夫。広告業界を舞台にした今で云うジェンダー映画。戦後20年近く経って既にこうした女性の職場(広告業界)進出あり、作中人物たちが抱える問題が古びていないことに改めて驚く。終映後に司葉子と宝田明のトークショウあり。33本の競演があるそうな。ご両名、失礼ながら傘寿を超えているとは到底思えないほど容姿・言動は矍鑠たるもの。特に往年の東宝看板女優の変わらぬ脚線美に殿方は眼福であったろう。我が隣席のおばあちゃんも少女の瞳で舞台を見上げておりました。演者・観客ともに長生きはするもんである。
ハードコアなまでに感傷を許さない働く女性映画。語り口も猛烈にスピーディーで、93分というランニングタイムで彼女たちを取り巻くあらゆることを描ききっているのが凄い。部屋に男女が2人で入ると陰影がグッとキツくなるところとか好きです。
ほし

ほしの感想・評価

4.5
語りすぎではあるが画面に映るすべての人間が生きている。司のあの背中が目に焼き付いて仕方ない。

実際のお二人もお美しゅうございました。。。
po

poの感想・評価

3.9
船堀映画祭にて。
上映前に司葉子さんのトークショーがあって、ほんわかした雰囲気を醸し出していたのですが、こちらの作品ではクールビューティーのバリキャリを演じてらっしゃいました。
80代の司さんも美しかったですが、こちらの20代の司さんすごいです!惚れます!!
仕事出来て綺麗で毅然としていてでもセクシー、現代働くウーマンの理想に近いのでは。

職場でのタバコや、サラ金業?、紙媒体中心の広告業など、その辺は確かに昭和30年代なのですが、男女関係や女性の社会的地位、接待など、描く悩みは今とあまり変化してない気がしました。
最後のシーンはSATCを見ているかのようでした。女の友情ね。

その時代の銀座の街や、美しい言葉遣い、司葉子様のファッション堪能しました。

こんな良作を観る機会を与えてくれた船堀映画祭に感謝です。
モチ

モチの感想・評価

3.8
煙草をプカプカ吸う司葉子が、特に姉の家で窓に腰掛けて吸う姿が好き。
obao

obaoの感想・評価

4.2
@シネ・ヌーヴォ
男性と対等に働くために、男言葉を使ったり、タバコをふかし、麻雀も酒も嗜む…そういうふうに片意地を張らないといけないような時代だったのでしょうね。

広告代理店のキャリアウーマン 司葉子さんが相対するのは、仕事は出来るがどんな汚い手をも厭わないライバル会社の宝田明や向上心だけは強いデザイナーの山崎努など…ズルい男たち。

男にすがる弱い女たちに、森光子さんや水野久美さん。日和見で事なかれ主義の男たちなど。現在にも通ずる社会の縮図、嫌らしさが…面白かった。

世の厳しさと世知辛さをドライにえぐった鈴木英夫の冷徹感が滲み出た秀作でした。

【生誕百年 映画監督・鈴木英夫の全貌】にて
鈴木英夫監督⑦

1962年に製作されたハードボイルド・ビジネス女性映画。

広告代理店西銀広告の矢田律子(司葉子)は入社7年目、男勝りの営業BG(ビジネスガール)(当時はまだOLという言い方もなかったらしい。)。髪はショートで社内で煙草はスパスパ、アフター5は男性の同僚と雀荘で麻雀したりする。何をやっても仕事が続かない若い夫(児玉清)を繋ぎとめるために金の無心にくる情けない姉(森光子)たちの面倒も事実上彼女が見ている。
社内の女性たちも、仕事は猛スピード、男言葉で喋って上司も叱咤する「幹事長」(大塚道子)、同僚や上司に金を貸して利息を稼いでいるバツイチ久江(原知佐子)、他の女と出て行ったのに病気になってのこのこ戻ってきた男に貢ぐため借金で首が回らない「コマンチ」(水野久美)など個性派ぞろい。
あるとき取引先の製薬会社で新薬の広告を受注するためのコンペが開催され、そこで律子はライバル会社のデキる営業マン坂井(宝田明)と知り合い、社内の男性とは違いお互いを対等に認め合おうとする姿勢に惹かれてゆくのだが…というお話。

同じような業界ものとしては海外ドラマの「マッドメン」が思い浮かぶがが、50年以上前にこの日本でそれも女性を主人公にしてこのような映画が撮られていたことがすごい。

女性がキャリアを重ねる際の過酷な状況については現在とほぼ変わりなく、それゆえ物語的にはかなり苦くて切ないところも多いが、この監督の特徴らしくウエットにならずにクールかつドライに事態が展開し、主人公がタフに前に進んでゆくところがいい。

司葉子の「凛々しい」表情、「毅然とした」佇まい、「颯爽と」歩く姿が本当に美しいので、是非ソフト化してほしい1本。
rico

ricoの感想・評価

3.3
この当時は、女性が働きながら生きる、ということは恋愛を犠牲にしてでも、というものだったのだろうか。
フェミニズム群像劇で、悪くはないけどテーマのせいか、個人的にあまり印象深い所もない、、、。
司葉子はハマり役だなと思う。そこが一番の見所。
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